パンアメリカン・ハイウェイ

2年前にパタゴニア旅行をした時、アルゼンチンの最南端、ラパタイヤ湾にパンアメリカン・ハイウェイの終点を示す標識があり、フェアバンクスから17848kmだとあった。

何時か機会があったら、パンアメリカン・ハイウェイの始点を見てみたいと思っていたが、そのフェアバンクスに来ているので、ホテルのスタッフにフェアバンクスにパンアメリカン・ハイウェイの始点がある筈だがと、聞いてみた。
すると、パンアメリカン・ハイウェイがよく分からない様子である。現地ではそれぞれのハイウェイの名前が付いているようなので、アラスカ・ハイウェイの始点はと尋ねると、カナダのブリティッシュ・コロンビアのドーソン・クリークという町からホワイトホースを通ってアラスカに入り、デルタ・ジャンクションという町がアラスカ・ハイウェイの終点だと教えられた。
だが、デルタ・ジャンクションはフェアバンクスからは200km近く離れているそうで、タクシーで行っても1日仕事になりそうだし、なにぶん寂しい懐が許してくれない。

で、スーパーに出かけて今夜と明日朝の 食べ物を確保、後はマリナーズのオープン戦を見たり、CNNのマレシア航空の行方不明機の情報を繰り返し見たりして過ごす。

オーロラ鑑賞ツアー 2日目

10時近くになってロビーに下りる。オーロラ鑑賞ツアーも今夜からはオプションなので3~4人少ないようだ、チェナ温泉のオーロラ鑑賞ツアーの方に分かれたのかも知れない。

今夜のガイドさんは北海道出身のKさん、国内でツアーの運転手などいろいろな職業を経験した後、今はこうしてフェアバンクスでガイドをしているそうだ。
ロサンゼルスからフェアバンクスまで、野宿もしながら20日以上かけて車で走破したこともあるとか、オーロラ予報のデータについて少し勉強すれば、何時頃に、どんなオーロラが出るか分かるようになるなどなど・・・・、滑らか舌で、運転中ずっとおしゃべりが続いていた。

今夜のオーロラ鑑賞はシャンダラーランチ、ロッジの裏手の広場は木立ち越に天空が広がる絶好のロケーションである。
で、オーロラ、12時を過ぎる頃に木立ちのすぐ上に横に伸びるオーロラが現れる。雲がオーロラの上にかかって途切れ途切れなったり、少し斜めに伸びたり、消えたりを繰り返していたが、1時前になって上にゆらゆらと伸びるオーロラが現れた。天空一杯に広がるオーロラとはいかないが、それなりオーロラらしいオーロラである。そのショーも20分ほど続くともとの横に伸びるオーロラとなり、1時半頃にはお終いとなる。
Kさん話では今日のオーロラは2点だそうで、お客さんに満足して貰えない日の帰りの道中は滅入ってしまうとのこと。