一昨年、東部ドイツ旅行をした時、ドレスデンの緑の丸天井で‘ムガル帝国の宮廷’と言う宮殿のミニチュアを見ました。金、銀、彩色エナメル像の人形が137体、5千以上のダイヤモンド、ルビー、エメラルドや真珠をちりばめてアウラングゼーブ帝の宮廷の様子を表現したもので、精巧な細工に驚かされました。
このミニチュアを作ったザクセンのアウグスト強王をして東洋のムガル帝国は地上の楽園と思わせたようです。
昨年、イラン旅行をした時には、エスファハンのチェヘル・ソトゥーン宮殿でサファヴィー朝のシャー・タフマースプが亡命して来たムガル帝国のフマユーン帝のため宴会を催している様子が描かれている絵を見ました。また、テヘランの宝石博物館ではナーデル・シャーがムガル皇帝から略奪したとされる孔雀の王座のレプリカや光の海と言われる180カラットのピンクダイヤモンドに驚かされました。
オスマン帝国やペルシャのサファヴィー王朝とほぼ同時期のインドのイスラム大国、ムガル帝国には面白そうなことがたくさん有りそうです、そしてなによりもタージマハルがあります。

で、デリー、ジャイプル、アグラなどムガル帝国の跡を巡る、「おふたりのインド5日間」です。格安ツアーにしては1人部屋追加料金が48千円と割高ですが、この時期、催行決定が出ていたのはこのツアーだけでした。