昨年は大震災があったりして旅行をする気分にもなれず、家に閉じこもっていましたが、年が明けて旅行社から送られて来ていたパンフレトをめくってみました。1~3月はヨーロッパなどはオフ・シーズンなので、南半球へ行くツアーを眺めているとパタゴニアに行くツアーが目にとまりました。

パタゴニアは太平洋沿いを走るアンデス山脈が徐々に高度を下げ、終には南極海に向かって没する南緯40~60°、チリとアルゼンチンにまたがる広大な地域です。パタゴニアの印象としては、果てしなく続く荒野、羊の群れ、年中吹きつける強風などが思い浮かびますが、調べてみると蒼い氷河、美しい湖沼、塔のように切り立った岩峰や世界最果ての町など見所はたくさんあるようです。

けれども、何分にも地球の裏側で遠いうえに各社の旅行代金もべらぼうに高く設定されていてちょっと二の足を踏みます。そんな中で比較的お得なツアーがありました。旅行社としては見所を押さえたコンパクトなツアーのつもりようですが、アルゼンチン側だけをつまみ食いするようなツアーのようにも思えます。

で、‘アルゼンチンの秘境・パタゴニアの大自然に迫る9日間’です。