8時にホテル出発、フィレンツェへ。バスは順調に走っていたがフィレンツェにあと1時間のところで大渋滞に巻き込まれる、世の中はイースター休暇だ。トイレ休憩にした後、さすがプロのドライバーだけあってバスは迂回路に、おかげでトスカーナの風情を楽しませて貰いながらフィレンツェに。

フィレンツェ観光

食後、花の都の市内観光。フィレンツェは紀元前10世紀に集落があったと云われ、5世紀にゲルマン民族の侵略が始まるまではローマ人の支配下にあり、フロレンティアと呼ばれていたらしい。
その後、フランク王国などの支配を経て12世紀に自治都市となり毛、綿織物業者などの同業組合が実権を握っていた。こうした自治権のもとに自由な発想が14世紀のルネッサンス開花に繋がっていると言われている。
このような業者のなかで金融業で成功し、フィレンツェの実権を掌握したのがメディチ家で芸術家を庇護しルネッサンスを開花させた功績は大きいと言われている。

で、まずドォオーモ。巨大なクーポラが内陣の上に載り大聖堂が完成したのが1436年で、建築に着手して140年の歳月を経ている。幅90m、奥行き153m、クーポラの高さ107mで、横に立つ84mのジョットの鐘楼との調和がいい。
このクーポラでの再会をテーマにした日韓の俳優が演じた映画が公開された時は若い人に人気があったようだ。

シニョリーア広場で少し休憩して、ウフィッツィ美術館見学。
美術館見学の後、バスのところまでアルノ川沿いの道を移動している時に事件が起きた。新婚さんがバッグをひったくられたのだ、バッグの中にお金や二人のパスポートを入れていたようだ。バスはミケランジェロ広場に向かうが、添乗員は必死に現地のエージェントと連絡をとっている。

ミケランジェロ広場でのフィレンツェの町の展望も皆さん気もそぞろと云う感じである。次の免税店の時間を利用して添乗員、新婚さん、通訳としてお店の人が警察に盗難届けに行く。30分ほどと言っていたが1時半くらい免税店で待つことになる。

通常、ガイドさんが引率している時には添乗員は一番後ろで参加者の安全に気を配るが、この添乗員はガイドさんと一緒にいるようだ。
人通りが多いのですりやひったくりに注意するように一言いっていれば避けられたかもしれない事件だ。

ホテルは市内から40~50分ほどだが、旅程表を貰ってインターネットで検索して驚いた、山の上にある。

フリータイムに離団してウフィッツィ美術館に行くことにしているので、日本からホテルのフロントに電話で確認したが交通手段はタクシーしかないらしい。