昨日と同様にスムースに入館する。日本語イヤホーンガイドを借りる、パスポートかクレッジットカードを預けるように言われる。
今日もドノン翼から。グランド・ギャラリーのなかにダヴィンチやラファエロが当たり前のように展示されているのに感動する。

モナリザは近づいたり離れたりしながらみる。ビデオや本などで何回もみているが、ほんものはいつまでも観ていたい気持ちにさせられる。スペイン画の部屋にはエル・グレゴ、ムリューリョ、ゴヤなどがある。

ムリューリョの乞食の少年は気品のある聖母を描くあの画風とは異なるが見る者を惹きつける。ゴヤの婦人の肖像は長らく病床にあった婦人が娘の形見にとゴヤに依頼したものだと聞いたことがある。

フランス絵画などの大作の続くギャラリーに廻る。
ダヴィッドのナポレオン1世の戴冠式、ヴェロネーゼのカナの婚宴はどちらも10m以上もあろうかと思われる超大作で、描き込まれている人物の数にも圧倒される。ほかにも、ジェリコーのメデュース号の筏、ドラクロワの民衆を導く自由の女神、キオス島の虐殺やなどの大作が並んでおりソファーに座ってゆっくりする。アングルのグランド・オダリスクは背中が異様に長く描かれているヌード、たち止る人が多いい。

エスカレーターで3階に上がると、ジャン2世善良王の肖像、ヨーロッパ最初の人物画とか。シュリー翼にまわると14世紀から19世紀のフランス絵画が並ぶ。狩人のディスアナ、ラ・トウールのいかさま師や大工の聖ヨセフ、クロード・ロランの日没の港、フラナゴールの水浴の女たちやかんむき、シャルダンの赤えい、アングルのトルコ風呂などなど。

リシュリュウ翼に戻ってオランダ、フランドル絵画をみる。
まず、ファン・エイクの宰相ロランの聖母、マセイスの両替商とその妻。

17世紀、フランドルはルーベンスのメディシスの連作、村の祭り。ヴァン・ダイクのウルカヌスの鍛冶場を訪れたヴィーナス、チャールズ1世の肖像など。オランダはハルスのジプシー女、レンブラントのバテシバの水浴、皮を剥がれた牛、自画像、ホーホの酒を飲む女、フェルメールのレースを編む女、天文学者などなど。イギリスはターナーの川と湾の遠景。

時計をみると3時、ソファーに腰をおろしたりしながらの見学であるが足、腰が痛くなってくる。おそい昼食をとってミロのビーナスなどのギリシャ彫刻を見る。
(1日目の画像に追加、混乱してかぶっているのもある)