伊丹~羽田~サンフランシスコ

伊丹空港の集合場所で簡単な説明を受けて、JALのグローバルクラブカウンターに行き荷物を預ける。マイレージ登録の後、羽田~サンフランシスコの座席を通路側、出来るだけで前方でと希望すると、エコノミーの一番前の通路側席に空きがあった。

今回は9時間を超えるフライトなので腰にサポーターを巻いている。通路側席のおかげで気兼ねなく立ち上がって後ろのキャビンのところでストレッチの真似事をしたりして過ごし、何とか壊れずにサンフランシスコに着く。

順調に飛行したらしく予定の13時10分より30分も早く到着、入国審査もスムーズに進んだ。
添乗員の話ではサンフランシスコは同時に4機が着陸することもあるので着陸順によっては入国審査が2時間もかかることがある、今回はJAL機が一番最初に着いたのでラッキーでしたとのこと。

サンフランシスコ市内観光

荷物も無事に出てきて、市内観光が始まる。先ずは時計合わせから、添乗員によると、日本とカルフォルニアの時差はサマータイムの今は、ー16時間、今回の主な観光地のアリゾナはカルフォルニアとは1時間の時差があるが、アリゾナ州はサマータイムを採用していないのでー16時間、時計合わせをする必要はないとのこと。
カルフォルニア州のtaxは大体9%ほど、ヨーロッパのような払戻はない、などなどの後、ガイドさんに代わる。
ガイドさんは水上さん、40台くらいの日本人である(後で聞いたら中学生までは熊本に住んでいたそうだ)、真面目が背広を着ているような感じである。
先ずは、サンフランシスコのあらましなど;
サンフランシスコは南から北に伸びている半島の先端にあって3方(西は太平洋、東側はサンフランシスコ湾、北は金門海峡)を海に囲まれている。アラスカからの寒流が流れているので水温は10℃、夏も霧が発生するするので
気温はあまりあがらない。ノーベル賞作家のスタインベックは地球上で1番寒い冬は夏のサンフランシスコだったと言った(確か、これはマーク・トウェインだったはず???)
人口は90万人(サンディエゴまで含めた都市圏の人口は776万人)、ゴールドラッシュで成功した多くの企業家が多くの事業を展開した経緯から西海岸一の金融センターとなっており、また世界を席巻していている巨大IT企業もここシリコンバレーから生まれた。
スペイン統治時代からのサンフランシスコの歴史、丘の町サンフランシスコの手動ケーブルカーの話などなどの話が続くが、話を今日の観光に絞る

ゴールデンゲートブリッジ

サンフランシスコの観光名所、ゴールデンゲートブリッジはサンフランシスコとマリン郡を結ぶ鋼鉄製の吊り橋で全長2737m、水面からの高さは67m、主塔の高さは227m、主塔と主塔の間は1280mある。
橋の幅は27m、6車線あり1日に11万台の車が通り、両側に歩道も付設されている。
1933年から4年で造った、サンフランシスコとオークランドを結ぶベイブリッジも同時に着工され、こちらは3年で完成させた。1日37万台の車が通っている。
(明石海峡大橋は3911m、ゴールデンゲートブリッジよりひと回り大きいが、たしか、完成に10年ほどかかっている、海底の地質の違いなど一概には言えないが、突貫工事で造った橋が80年以上も崩落せず現役であり続ける長大橋の確かな技術が当時のアメリカにあったとは驚きだ)
アルカトラズ島
アルカトラズ島にはもともとゴールドラッシュの時に多くの船が出入りするようになってが灯台が造られたが、南北戦争の頃から捕虜や脱走兵を収容する監獄となり、連邦政府の所管となってからはアルカポネなど凶悪犯を収容し脱獄不可能の監獄として恐れられていた。
この脱獄不可能と言われたアルカトラズから1962年に3人の受刑者が脱獄した。翌年には監獄は廃止された。

フィッシャーマンズワーフ、PIER39

フィッシャーマンズワーフは観光客が必ず訪れるサンフランシスコの観光名所です。フィッシャーマンズワーフは漁師の波止場と云う意味で、ゴールドラッシュの頃から魚介類の水揚げが盛んな漁港として栄えてきた。
目の前で水揚げされた新鮮なエビ、カニなど食べさせるさまざまなレストランや土産物屋が軒を並べています。

などなど説明を聞いているうちに30分ほどで、ゴールデンゲートブリッジのたもとに着く。見上げるゴールデンゲートブリッジは朱色に輝き、主塔の天辺から架け渡されたケーブルが橋の袂のアンカーまで緩やかに撓んで伸びていてる。鉄の塊に過ぎない巨大な吊り橋だが、海と空を背景にした風景として眺めると快感を覚える、何故なんだろう??

ガイドさんは1年かけてペンキを塗っていると云っていたが、潮風による腐食以外にも橋げたや床板は自動車の通行による荷重負荷による疲労も考えられる。点検、補修の緻密な管理技術があるのだろうが80年以上も現役であり続けるのは何回考えてもは素晴らしい。
アルカトラズ島
一段高い広場に上って右手を見ると、沖に小さな島が見え、建物らしきものも見える。これが悪名高きアルカトラズ島の獄舎だと思うと、ずっと前に日曜洋画劇場かなにかで見たクリントイーストウッドの‘アルカトラズからの脱出’が頭に浮かんでくる。詳しいストーリーは殆んど覚えていないが、排気口はずしや偽装用人形作りなど囚人仲間に助けられて脱出する様子が緊迫感に溢れていたことを思い出す。

PIER39
フィッシャーマンズワーフはゴールデンゲートブリッジのすぐ近く、10分もかからない。今日は一番賑やかなPIER39を散策する、と云うことで皆さんの後についてレストランや土産物屋が軒を連ねる通りをぶらぶら歩いて先端に着くと、海からの冷たい風に吹き付けて飛ばされそうになり、マーク・トウェインの言に納得する。
よろよろしながら左手に少し進むと、浮き台の上に50頭ほどのアザラシが体を休めていて、ちょっとだらしない感じである。
で、5時半にシンボルマークの巨大カニのオブジェの前に集合と云うことで、1時間半ほどのフリータイムとなる。
駄菓子屋、スポーツ用品店、土産物屋などゆっくり眺めて回っても半分も経っていない、結局、カフェにしけこんで時間を潰す。

夕食は南に戻って空港近くのニューイングランドと云うレストラン、お手頃価格のツアーなので、ちょっと小ぶりのロブスター、でも結構美味しく頂く。
今日は食事をして1日の観光の終わりとはいかない、200kmほど先のマーセドに向かう。

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