セドナ
今日の旅程はマーセド~サンフランシスコ→フェニックス~セドナ観光後、~フラッグスタッフとなっており、マーセドのホテルを4amに出て、フラッグスタッフのホテルに着くのが10㏘、トータルすると18時間になる。この旅一番の強行軍である。

3時にモーニングコールが鳴って、半分夢の中でホテルを出発、サンフランシスコ空港には6時半前に到着する。サンフランシスコからフェニックスへはアメリカン航空、9時15分の出発が遅れに遅れて11時40分になった。海外での
乗り継ぎのトラブルは時々あるので驚かないが、機材変更が遅れの原因だったらしい。

セドナ観光

フェニックスからセドナまでは200km、予定より2時間半近く遅れて出発する。添乗員が配られた地図をもとにグランドキャニオン、 モニュメントバレー、アンテロープキャニオン、ホースシューベントなどの概略や宿泊地のことなど要領よく説明してくれ、ルート66の話、ウイリアムス~グランドキャニオンを結ぶレトロな観光列車、コロラド川をせき止めて作ったフーバーダムでラスベガスが発展したことなども付け加えてくれて分かり易い。
セドナについて別に用意された’セドナアップタウンマップ’で民芸品店などの説明の後、セドナはパワースポットとして有名で気持を癒してくれると言われています。安室奈美恵が来たことで日本でも知られるようになっていますなどなどの説明の後、マイクをガイドさんに渡す。

・・・・・・地球の周りには電磁波があり太陽からくるガンマー線などの危険から守ってくれているが、地球を取り巻く電磁波が処どころ漏れるところがあって、セドナにもある。セドナの鉄分多くを含む赤茶けた砂岩が作用して電磁波が漏れるところがるある????? (聞き漏らしたところもあるが、説明の骨子はだいたいこんなところだと思う。自分もそうだが、ガイドさんは磁場、電磁波についての物理の基本的な理解が不足しているようだ)

続いて、4大パワースポットについての説明;
エアーポートメサ、キャシードラルロック、ベルロック、ボルトンキャニオンが4大パワースポットと言われ、それぞれ効能書きがある。
ガイドさんの説明で面白かったのはキャシードラルロックとボルトンキャニオンの2つのパワースポットで、キャシードラルロック(大聖堂)は女性向け、愛の迷い、孤独と疲れの癒しに効く、ボルトンキャニオンは男女両性のパワースポット、ここが人類発祥の地と思っている人達がいる、ネガティブのブッショク(?)、最強のパワー、身体の浄化などの効能がある、そうだ。

(セドナのボルテックスを見い出したとされるのはブライアント何とか言う霊能者らしいし、長野の日本一のパワースポット分杭峠の発見者は中国の気功師だったり、そもそもパワースポットの提唱者があのユリゲーラだと聞いたことがあったりするので眉唾物の気がする。
パワースポットで癒されるとするのは、人それぞれ、善男善女が神社仏閣にお詣りするのと変わらないと思うのだがどうだろう)

セドナと聞いて思い出すのは「ミッドナイト・ラン」である。ギャングから大金を奪って慈善団体に寄付した会計士と保釈金業者から連れ戻しの依頼を受けた元警察官のロバートデニーロがFBIとギャングに追われる物語だが、カーチェイスを繰り広げる舞台の1つが、たしか、セドナであった。
ガサツで孤独なロバートデニーロと心優しい知能犯(同業の会計士なので親近感があった)のグローデン(?)とが逃避行のなかで友情が芽生えていく様子がコミカルタッチで描かれ印象に残っている。

アップタウンの街を民芸品店を覗きながら散策、エアーポートメサなどを適当にカメラに収めたりしてセドナ見物はお終い。
ボリューム満点のアメリカンステーキの夕食をとってフラッグスタッフのホテルに着いたのは11pmであった。