モスクワの宿は地下鉄6号線のヴェー・デー・エヌ・ハー駅の近く、環状線のプロスペクト・ミーラ駅から3つ目の駅だ。

地下鉄体験乗車

ホテルを出発してプロスレクト・ミラー駅で地下鉄の体験乗車をする。ロシアの地下鉄はどこも同じようで、ここも高速のエスカレータで地下深くのホームに下りる。ホームは豪華な装飾が施されていて見ていて楽しい。1駅だけ乗って引き返す地下鉄の体験乗車。

赤の広場

で、バスはクレムリン観光に向う。まず、バスを降りて赤の広場に進む、赤の広場はロシア語で美しい広場の意味。
クレムリンの北東の赤い城壁と国立博物館、グム百貨店、ワシリー寺院に囲まれている。

かって、軍事パレードや革命記念式典などが行われた広場だがニュースで見聞きしたほどの壮大さは感じられない。広場の中ほどに柵がしてありレーニン廟は遠くから眺めるのみ。

左手にスパスカヤ塔があり、横にねぎ坊主の聖ワシリー寺院。ワシリー寺院はイワン雷帝の命で造られたが、雷帝は出来上がった美しさに驚き、二度とこんなに美しいものが出来ないように設計者の目をくり抜いたと云われている。残念ながら、修復中でねぎ坊主はシートで覆われている。

モスクワ大学

次の観光はモスクワ大学、レーニン丘(今は雀が丘)に着くと広い前庭の遠くにモスクワ大学が見え、後ろはモスクワ川やモスクワ市内が見渡せる。景色が良い処なので新婚さんが記念写真を採っている。ロシアでは新婚さんが景色のよいところを廻って記念写真を撮るようだ。

ノヴォテヴィチ修道院

バスは次にノヴォテヴィチ修道院に移動する、チャイコフスキーがこの修道院の池から飛び立つ白鳥をみて、白鳥の湖を着想したと言われている。市内に戻り免税店へ、土産にキャビアを2缶。お昼はつぼ焼き。

クレムリン

午後は、いよいよクレムリンの見学。トロイツカヤ門をくぐって、すぐ右前にクレムリン大会宮殿の白い建物があり、少し進んで左側に大統領府と官邸がみえる。

大砲の皇帝や鐘の皇帝を見ながら歩いていくとウスペンスキー大聖堂に着く。

ウスペンスキー大聖堂はロシアの国教大聖堂とされ、ツアリーの戴冠式などが行われた場所とか。なかに入ると天井や壁などに膨大な数のイコンのフレスコ画が飾られている。

大聖堂を出てサボールナヤ広場でウスペンスキー大聖堂、ブラゴヴェシェンスキー寺院や12使徒教会を見ながらしばし休憩する。

次は武器庫、もともと鎧や兵器を製作、保管する建物であったが、その後、博物館となっている。金・銀器、武器・武具、衣装・織物、王冠・王笏などの例祭用品、馬具・馬車などヨーロッパの君主から贈り物や戦利品を含め、ロマノフ王朝が何世紀にも亘って収集した宝物が展示されている。

別にダイヤモンド庫があり世界一大きいものがあるらしいが別料金なので見学コースに入っていない。ホテルに帰って時間調整をした後、夕食をとり、ボリショイサーカスを見る。