関西からヨーロッパへ行くツアーは関西空港から出発し、ヨーロッパの空港で乗換えをして目的地に着くのが普通だが、旅行会社から送られてきた日程表を見ると今回は伊丹空港から成田経由で目的地のフランクフルトに直行するルートになっている。
大阪の北部に住んでいるので伊丹へは15分ほど、成田空港での乗換え待ち時間の3時間もヨーロッパの空港で待つより気分的に楽だし、JALのラウンジでゆっくり過ごせるのでラッキーと言った感じである。

チェックインの時、できるだけ前の通路側の席をお願いし、30番台の席を確保する。ツアーグループの席は一番後のコンパートメントになっていたので、心配して捜しに来た添乗員が開口一番「旅馴れていますねー、すごい交渉力ですねー」と感心した様子。
JALの会員なので席に余裕がある時は少し融通がきくようだとお詫びかたがた内幕を披露する。ついでながら「すごいですねー」はこの添乗員の口癖、道中のいたる所で、「すごいですよ」、「すごいですねー」が発せられることになる。

毎度のことながら、窮屈な姿勢で12時間あまりを過ごして、無事、フランクフルト空港第2ターミナルに到着。
フランクフルト空港には仕事などで以前、3回来たことがあるが、第2ターミナルは新しくなっているようだ。

荷物の待ち時間が両替タイム。ドイツマルクの使い残しを持ってきているので、添乗員に両替はドイツ銀行に行かないと駄目かと尋ねると、たぶんそうだと言う返事だが、物は試しと思って窓口にドイツマルクを差し出すとあっさりとユーローに両替して貰える。

荷物が出てきたところで、添乗員が夜食や飲み物が必要な人はロビーのスーパーで買い物をして下さいと言って少し時間をとる。ホテルに着いて、なるほどと納得、ホテルの周りにはスーパーなどのきのきいた店はないようだ。
シティ・マップを貰って、フロントに確認するとホテルは地図の端からかなり離れているらしい。最寄の駅も歩いて15分位かかると言われて、疲れていることだし部屋に戻る。