ソヒア王妃センターが火曜日休館のため6日目と7日目の旅程が入替り、今日は終日フリータイム。で、プラド美術館の見学。

地下鉄チャマルティン駅から、次の駅で1号線に乗り換えて市内南部のアトーチャへ。地下鉄をでたところで優しそうな女性にプラド美術館への道を尋ねると、通りを2つ渡って美術館が見えるところまで案内して貰った。東洋の老人が頼りなく見えたのかも。
ゴヤの北棟が入口になっており、案内カウンターで案内図を貰う。日本語版がないので英語版にする。

1階の展示エリアに入ると、まず広いイタリア絵画の展示室がレクチャールームを挟んで南棟まで続いている、アンジェリコの受胎告知、ボッティチェリのデカメロンを題材にした3枚組、ラファエロの羊を連れた聖家族、魚の聖母など。
この展示室に沿った左側に大小たくさんの展示室があり、エル・グレコの聖三位一体や羊飼い達の礼拝、ボッシュの快楽の園、ティツィアーノのバッカスの信徒、ティントレットの弟子の足を洗うキリストなどスペイン、フランドル、イタリアの絵画が展示されている。

2階のフランドル、オランダ絵画ではルーベンスの三美神、ヴァン・ダイク いばらの冠、ブリューゲル 鳥罠のある冬景色、レンブラントのソフォニスバなど。

スペイン絵画はベラスケスの宮廷の侍女たち、王女マルガリータ、織女たち、ゴヤは
チャールズ4世と家族、1808年5月2日、3日、わが子を喰うサトゥルヌス、巨人など、ムリュリョの羊飼いたちの礼拝、スルトの無原罪のお宿りなど。イタリアはカラヴァッジオのダヴィデとゴリアテなどなど。

3階にゴヤの着衣のマハ、裸のマハ。遅い昼食をとってスペイン絵画を見て廻る。
5時近くなりプラド美術館を出て、通りの向いのティッセン・ボルネミッサ美術館に行く。14世紀のイタリアから20世紀のピカソ、ミロ、ダリまで約800点、個人の蒐集らしい。ドガ、モネ、ルノアール、ゴッホ、ゴーギャンなどをみるのは楽しい。