スペイン広場

午前中、市内観光。セビリアはアンダルシア地方の中心都市。
バスはまずスペイン広場。ゆるくカーブした建物は1929年にできたもの、下部にスペイン各地方が描かれている。

30分、自由行動のあと、アルカサールに、残忍王と言われたペドロ1世が14世紀後半にグラナダのナスル朝から呼び寄せた建築家に建てさせたものとか。

透かし模様の多弁形アーチ、52本の大理石柱、アラベスク文様などムデハル様式の代表例とはガイドさんの説明。スペイン広場、アルカサールとも外からの観光で内部には入らない。

セビリア大聖堂

午前中の観光の目玉はセビリア大聖堂。
キリスト教徒がイスラムを征服あいたあと、その力を誇示するため、その巨大さで見る者を圧倒する大聖堂の建築をめざし1世紀かけてモスクをカトリックの大聖堂に作り変えたと言われている。

門を入るとオレンジの中庭で中央に噴水がある、イスラムの人が祈りの前に身を清めた場所だ。内部には25の礼拝堂があり、主祭壇の天井の高さは56mで60本の柱で支えられているとか。

主祭壇の後ろは高さ27m、500㎡のつい立がありキリストの生涯を描いた45の場面が彫られている、全面に金が施され使った金箔が3tと言われている。

コロンブスの墓もこの大聖堂に安置されている。また、ムリューリョなど多くの祭壇画があり、聖具室、聖杯室もゴヤ、ムリューリョ、スルバランなどの宗教画で飾られている。

大聖堂のシンボルは高さ94mのヒラルダの塔で壁面はイスラムのアラベスク文様で上部の鐘楼部分がカトリックによってあとから付け加えられたものだ。
セビリアの観光を終えて、バスは150km走ってコルドバへ。