ロンドン~ブリュッセル~ブルージュ
ウォータルー駅へはタクシーで£4弱、チップを渡すと運転手が喜んでいたので日本人は忘れる人もいるのかのも。

ユーロスターは1等を奮発、シニア割引なのでそんなに高くない。席は全部うまっている。飲み物と食事のサービスがあり飛行機なみだが、ホテルでイングリッシュブレックファーストをたっぷりとっているので、ノーサンキュー。

12時10分に10分ほど遅れてブリュッセル南駅に到着。

ホテルは北駅の近くのロジェ駅前、地下鉄で10分ほどで行ける。

すぐに、ブルージュ市内観光を予定しているので忙しい、で、地下鉄のホームに降りると丁度、90番線の表示の地下鉄が止まっている。90番線はロジェに行くと路線図に書いてあるし、運転手も行くと言うのでちょっと地下鉄の車両と違うと思いながら飛び乗る。

ところが10分経つと地下鉄が地上を走りだし、20分経ってもロジェに着く気配がない。隣の人に聞くとロジェは終点だと言う、この電車はプレメトロと言って路線の一部で地下を走るようだ。90番線は市内をあちこち回ってロジェには行くらしい。

周りの人も加わってどの駅で乗り換えするのがよいか相談が大声で始まった。ベネルックスでは大抵のひとが3ケ国語くらい話せると言われている。このままでも、あと20分くらいで着くだろうと言うことで、そのまま乗ることにした。結局、1時間弱かかったことになる。

ホテルはセラトン・アンド・タワーズで丁度、スターウッド・プリファード・ゲストのゴールドカードを手に入れたところなので、ちょっと贅沢をする。

9時頃までは明るいらしいので、北駅からインターシティでブルージュに向かう。

インターシティーは主な都市を結ぶ急行列車、普通車に乗る。
前の席に女学生が座り、日本人かと尋ねてくる。彫が深いが茶色の目が穏やかなチャーミングな女の子で、日本のこと、夏休みのことや、ゴジバ、ブルージュのボート巡り、レンブラント、ゴッホやフェルメールの絵のことなど、ソーリーを連発しながも会話になる。写真を撮らせて貰った。

ブルージュ

ブルージュに着いて駅前からバスでマルクト広場へ。
ブルージュは水の都、水運を通じて北海ともつながり、ハンザ同盟の交易の町として栄えたが15世紀に頂点を極めたあとは、運河の沈泥で船の出入りができなくなり発展が止まり、中世のまま時の流れを止めていると言われる。

ブルージュは橋という意味らしいが、運河が縦横に走り美しい景観は屋根のない美術館とも呼ばれるようだ。マルクト広場にたつと、83メートルの巨大な鐘楼にまず圧倒される、1300年頃に建てられ、増改築をへて15世紀末に完成したようだ。東側には1920年頃に建てられたと云うネオ・ゴシック様式の壮麗な州庁舎がある。

北と西にはレストランなどがあり階段状の破風をもつ切妻屋根で美しい。
マルクト広場から出発する日本語音声ガイドもある観光バスで市庁舎、聖血礼拝堂、聖母教会、ベギン会修道院などを巡る。

ブルージュと云えばボートによる観光がお勧めと聞いたので、ボートに乗る。ボートから眺める景観はまさに屋根のない美術館と感動する。