日本山妙法寺

今日もホテル出発は5時過ぎ、アンナプルナ山群の展望のため日本山妙法寺に向かう。スリランカでも見たが日本山妙法寺は日本はもとより世界各地にパゴタ(仏塔)を建てているようだ。禅宗の妙心寺とは全く関係がなく日蓮宗の系統らしい。ワールド・ピース・パゴダと呼ばれているので平和運動に熱心なのかもしれない。ポカラの日本山妙法寺に観光客がやって来るのはお詣のためではなくアンナプルナ山群の展望の絶好地となっているためである。

さて、今朝のアンナプルナ山群の展望は昨日のサランコットの丘をなぞっているようで、薄い墨絵の世界がだんだんと輪郭をはっきりとさせ、やがて山々の山頂が輝きだし、日の出と共に真っ青な空にアンナプルナ山群が浮き上ってくる厳かな瞬間を迎えた。

今回のネパールの旅はエベレストを見るのが目的なので、最初にエベレストが見られたので大満足!

あとは付け足しと思っていたが、 アンナプルナの雄峰群が日の出と共に真っ青な空に浮かび上がる姿は涙が出るほど心に沁みるものであった。ヒマラヤはエベレストだけではない、人々がヒマラヤに惹かれるのがよく分かった。

朝食後、一路カトマンズを目指す。