西安市内観光

大雁塔

今日もホテル出発はちょっとゆっくり目の8時、大雁塔に向かう。
大雁塔は西遊記でお馴染みの三蔵法師がインドから持って帰った仏教の経典を保存するために慈恩寺の境内に建てられた塔である。
玄奘三蔵法師(三蔵法師は偉い僧侶の尊称)はこの塔で多くの経典を翻訳したと言われている。
塔は最初は5層であったが、その後10層に改造されり、戦乱で上部が崩壊したりして、現在は七層、高さは64メートだそうだ。

30分ほどで到着、歩道から眺めても大雁塔は山門など寺院の建物や松林など下界を突き抜けて天に届くかのようでる。
山門を入り左右の太鼓楼、鉦楼や雲水堂、客堂など見ながら進んでいき、20段ほどの階段を上ったところに大雄宝殿(本殿)がある。
釈迦如来像を拝んだ後、さらに奥に進んだところに大雁塔の入口がある。入口の傍の壁には、玄奘三蔵法師が経典の翻訳をしたところだけに、般若心経の碑が刻まれている。
般若波羅蜜多心経 観自在菩薩行深 般若波羅蜜多寺 照見五蘊皆空 度一切苦厄舎利子 色不異空不異色 色即是空 空即是色・・・・・・

塔にの登るのは格安ツアーのコースに入っていないが、お寺専属ガイドさんが最上階まで登らなくても3階からでもいい景色がみれますよと言われて折角なので30元払って上ることにする。木製の螺旋階段は急な上に、階と階の間が結構高いので3階まで上るのがやっとこさである。
で、3層から景色は南側は山門の向こうの樹木に囲まれたスペースに彫刻ら
しきものが5、6体見え、道路の両側には中層階のビルが並んでいて趣きがある。西側は高層ビル、北には噴水の向こうに西安の繁華街らしき景色がかすんで見える。
大雁塔は唐の時代から残る唯一の建造物だと言われているが、ガイドさんに聞いたら唐の時代から残っているのは基礎と低層階部分だけだそうだ、納得。
で、大雁塔の見物はおしまい。
格安ツアーの宿命と言うか、昨日は工芸品店でショッピングと云ううことで陝西省美術博物館に連れて行かれたが、今日は絨毯店に寄る。
ちょと高級な玄関マット、2割5分引きで日本円にして5万円、また散財する。