ギリシャ旅行5日目 オリンピア遺跡観光
オリンピアの観光は遺跡だけで、博物館は予定されていないが、セットのチケットにすれば博物館は半額の€3になります、オリンピア博物館もお勧めですと添乗員に言われて、全員が博物館の見学もすることになっている。
今日も古代オリンピックについての添乗員のお話から、「記録に残っている最初のオリンピック競技は紀元前776年に始まり、キリスト教が国教となり、異教禁止令で宗教行事が禁止される紀元393年まで293回、1169年間続いたとされています。開催は4年ごとが原則でした。
現在のオリンピックと違うところは、競技はゼウス神に捧げられた奉納試合で宗教行事でした。オリンピックはかならずオリンピアで行われ、ギリシャ人のためのギリシャ民族の祭典なので奴隷や外国人(殖民地はギリシャです)は参加できませんでした。また、男子のみの祭典で女性の参加は認められていません、戦車競争などの危険な競技以外は裸で競技したようです。
競技は最初のあいだは短距離競争だけで、スタディオン(192メートル)を走る1日だけのもでしたが次第に種目が増え、長距離走、五種競技、円盤投げ、槍投げ、ボクシング、格闘技、戦車競争などが行われました。それでも現在のオリンピックに比べると種目は少ないと言えます。会期は5日間でした。
優勝者はオリーブの冠を授かりました賞金はなかったと言われています。表彰は優勝者のみで2位以下は記録がないそうです。優勝者は出身のポリスに凱旋すると大変な歓迎を受け、栄誉と共に褒章賞金が与えられました」(もう少し詳しい話は→オリンピックの歴史)
オリンピア遺跡

入口のころで、B5版の遺跡の地図にしたがって、大まかな配置の説明を受けた後、ぞろぞろと遺跡を見て回ることになる。
オリンピアのガイドさんは60才くらいの男性で英語のガイド。添乗員が足らないところは適当に補足しながら通訳しているようだ。

ギムナシオン

パレストラ
デルフィーに比べるとオリンピアは総合競技場といった感じで、規模もはるかにでっかい。
入ってすぐ右手にギムナシオン、ここが競技場かと思ったら練習場なのだそうだ。ギムナシオンに続いてパレストラ。復元図を見ると広大な屋根つきの建物だったようだ、列柱廊が残っていて当時が偲ばれる、闘技場であった。パレストラの奥にはフィディアスの仕事場や宿泊施設の跡など。
ゼウス神殿

ゼウス神殿跡
左側に回って、一段高い所にあるのがゼウス神殿。今は廃墟となっているが、紀元前470年に建てられて聖域の中心にあった。アテネのパルテノン神殿に匹敵する壮大な神殿で、長さ64m,幅27m、ドリア式の柱は10mの高さがあったという。

地震で柱が倒れたそままになっているところがり、ドリス式の柱は1本の大理石ではなく1mくらいのドラム(円柱)を重ねたものであることが分かる、ドラムの真ん中には穴が作られ、しっかりと固定するように工夫されている。

ゼウス像想像図
神殿には古代世界の七不思議と言われたゼウス像が置かれていたと伝えられている。高さ12m あまりの巨大なゼウス像は表面を象牙で覆い、左手には鷲がとまった錫杖を持ち、座席は金や宝石で装飾されていたと言われている。コンスタンティノープルに運ばれた後、消失したという。
ヘラ神殿
ゼウス神殿の後、ニケの像の台座、反響廊など見ながらヘラ神殿に戻る。

ヘラ神殿
ヘラ神殿はゼウス神殿より早く、紀元前7世紀のものと言われドリア式の柱が3本残っている。この神殿からは、赤子のディオニソスを抱くヘルメス像が見つかっていて、オリンピア博物館が所蔵する最高傑作なのだそうだ。

現代のオリンピックも、聖火はこのヘラの神殿の前で美しいギリシャの女性によって点火され聖火ランナーに引き継がれ世界を回ることになる。
スタディアム

競技場である。スタディアムは紀元前4世紀ごろに造られたもので、入場門を潜ると、幅30m、長さ192mのトラックが目の前に現れる。観覧席はクロノスの丘の斜面と反対側の南斜面に造られ、2万人収容出来たという。南斜面の真ん中あたりに平たくなっているところは、当時の貴賓席の跡らしい。スタートラインは今でもはっきり残っている。
スタディアムを見た後、フリータイム。
入場門からヘラ神殿につながる右手の一段高いところには、各ポリスが優勝記念に競って奉納した宝庫の跡が並び、下段の通路には1m角ほどの土台が並んでいる。

ガイドさんによれば、ここには競技で不正を働いた者の名前を刻んだ石碑が並んでいたとのこと。
祖国での優勝者への褒章が過剰になり、褒章欲しさに不正を働くもの、審判を買収するものが出ていたらしい。

トロス跡
常に冷たい水が飲めるように工夫されていたという半円形の給水施設跡、ペロピオンと呼ばれるペロプスの墓の上に建てられた5角形の建物跡、マケドニアのフィリッポス2世が奉納し、アレキサンダー大王が完成させたと言われるトロス跡などを見て回る。













