遅い朝食をとって、10時半にホテルを出る。今日はゆっくりとナショナルギャラリーを観る予定にしている。
今年はイギリスがGエイトのホスト国で、アフリカ支援がテーマになっているのでトラファルーガー広場でもアフリカ文化を紹介する催がいろいろと行われているようだ。

ナショナルギャラリーは昨年も観ているので、あまりまごつかない。
パスポートを預け、日本語のオーディオガイドを借りる。日本語のオーディオガイドは主なコレクション30点ほどをカバーしているが、ベラスケスのヴィーナスの化粧など3点は貸し出しされているようだ。

入場料無料で維持管理やコレクションの収集がよくやれるものだと感心する。もっともカーネーションのマドンナの購入騒ぎでは寄付を募ったと言われているので手元不如意はいずこも同じなのかも知れない。

日本語ガイドのある作品の前ではゆっくりと説明を聞きながら、東翼ギャラリー、北翼ギャラリー、西翼ギャラリー、セインズベリー館と回る。
レオナルド・ダ・ヴィンチの素描、聖母子と聖アンナと洗礼者ヨハネは岩窟の聖母の後ろにある薄暗い小部屋に展示されていたが、空調などが整備されたのか、今回は岩窟の聖母と並んで展示されている。

ラファエロ 聖母子と洗礼者ヨハネ
教皇ユリウス2世の肖像
コレッジオ バスケットの聖母
ティントレット 弟子達の足を洗うキリスト
カラヴァジオ エオマの晩餐
クロード・ロラン シバの女王の船出
ヴァン・ダイク 皇帝テオドシウスのミラノ大聖堂入堂を拒む聖アンブロシウス
ホーホ デルフトの家の中庭
ムリーリョ 2つの三位一体
レンブラント 流れで水浴する女
ルーベンス シュザンヌ・ルンデンの肖像
フェルメール ヴァージナルの前に立つ若い女
ドガ 浴後、身体を拭う女
ゴッホ ひまわり
ドルーエ ポンパドール婦人
ゴヤ ボルセール
モネ 睡蓮の池
ルノアール セーヌ川のボート遊び
ターナー グレートウエスタン鉄道
ル・ブラン 麦わら帽子の自画像

などなど。

(画像は絵はがきから)