今日はケープタウンへの移動日、何にもないので出発前のワニ見物のことを少しだけ・・・・・

ホテル出発が10時半とゆっくり目だし、昨日の夕食の時にゴルフ場の池にワニがいると言う話が出ていたので、朝食後、ゴルフ場に降りてみた。朝食の時には30~40頭のインパラの群れが見えたが、どこかへ行ってしまったようだ。

1番ホールのティーグランドからグリーンを眺めていると、若いキャディがやって来てゴルフをするかと聞いてきた、ダッファーだがセントアンドリュースにも1人で行ってゴルフをして来たと応えると、ちょっとびっくりしたようだ。

で、ワニがいる池を案内すると言うのでフェアーウェイを歩きながらゴルフ談義をする。
なんでもこのホテル専属のゴルフコースは有名なゲーリー・プレイヤーの設計によるチャンピオンコースなんだそうだ。(ゲーリー・プレイヤーと言えば南アフリカの黒豹と呼ばれ、小柄ながらニクラウスに対抗した精悍な顔つきが思い出される)
18ホール、距離は6200mとちょっと。このコースの特徴はなんと言っても、朝食の時に見たインパラのほかにもイボイノシシ、時には象、バッファローなども出没することもあるそうだ。障害物と言うか野生の動物と一緒にラウンドできるのは世界でも珍しいコースに違いない。
1番ホールのグリーンに上がってみると、彼の話では芝はベントだと言うことだがちょっと伸びているのでパットには苦労させられる気がする。

2番ショートホールのティーとグリーンの間に池があり、そこにワニがいるんだそうだ。彼の後について池のふちに立ってしばらく水面を眺めていてもワニがいる様子がない、反対側に回ってみてもワニの気配がしない。駄目なんじゃないかと顔を向けると、絶対いるからじっとしていろと言う素振りである。
10分も待ったと思った時、あそこにワニがいると言われて、指差された池の真ん中辺りをみると水草の陰に2つの目玉が見える。もう少し頭を上げないかと思っていると、しばらくして目玉も沈んでしまった。

こんなもんだと納得して引き上げる途中、ゴルファーのマナーについて聞いてみた。東南アジアのゴルフのように、お客さんがラフに打ち込んだボールをキャディがフェアーウェイにけり戻したりするのかと言うものだが、そんなことはしないとのこと。ルールに無頓着なのはアジアだけかもしれない。
チップはUS2ドル、ちょっと不満げだった。

3泊したホテルともお別れであるが、このホテルはビクトリアの滝から3kmほど上流のザンベジ川沿い、ザンベジ国立公園のなかにある。ゴルフコースのほかにテニスコート、プールなどもそなえたリゾートホテルである。国立公園のなかにこんなものをつくっていいのという感じだが、これもアフリカなのかも知れない。

さて、午後の1時半にビクトリアフォールズを発って、ヨハネスブルグ乗り継ぎでケープタウンには日が落ちた8時前に着く。

ケープタウンのホテルは市街中心のグリーンマーケット・スクエアーに面した3星ホテルである。到着が9時近くになったので食事を先にすることになったが、つい2時間ほど前に飛行機の中で食べたところなので夕食はスキップさせて貰い部屋に入る。
バスタブがなくシャワーだけなのは仕方がないが、TVがローカルしか映らないのはちょっとがっかり。
仕方がないのでコンパクトデジカメの充電をしながら、若しやと思って一眼レフの電源を入れてみると作動するではないか(ドイツ旅行でもレジ袋にデジカメとペットボトルを入れて水浸しになったが、その時も1日後には作動した)、日本のカメラの優秀さに感謝、感謝。