ベルベデーレ宮殿

ウィーン美術史美術館を後に、王宮庭園のモーツアルト像やゲーテ像を眺めながらリングに出て路面電車でベルベデーレ宮殿へ。
ベルベデーレ宮殿は対トルコ戦争の英雄、オイゲン公の夏の離宮。幾何学模様の広大な庭園をはさんで上宮と下宮からなっていて、上宮からの眺めが素晴らしい。

オーストリア美術館として上宮には19世紀から21世紀の絵が展示されている。印象派のルノアール、モネやゴッホなどの展示もあるが、なんと言ってもオーストリアの生んだ世紀末画家、クリムトの名品を多数展示しているのがすごい。
印象派風に描かれたソニア・クニップスの肖像、女性のエロスを描いたアデーレ・ブロッホ・バァウアの肖像、ユディットⅠ、エミーリエ・フレーゲの肖像、接吻、アダムとイブなど、風景画はカンマー城の公園の並木道、けしの野などクリムトフアンには堪らないのでは。

シュテハン寺院

この後、電車と地下鉄を乗り継いでシュテハン寺院に。ついでにレストラン、グリッヒェンバイスルに行き夕食の予約をする。今日はツアーの夕食が付いていないので、昼食を一緒にとった5人で、夕食はウィーンで一番古いレストランが話の種にも面白そうだということで決めたものだ。

レストラン グリッヒェンバイスル

グリッヒェンバイスルは500年以上の歴史があり、ヴェートーベン、ヨハン・シュトラウス、シューベルト、ワーグナー、ブラームスなどの落書きがあるので有名。
メンバーは京都から参加の2人と大津から参加の2人の若い女性4人。
以前にここに来た時はオーダーした後で、メニューの裏側に日本語があるのに気づく有様だったが、今回は日本語の立派なメニューがあるのでオーダーも安心。
ワインを飲みながら魚料理や肉料理を舌鼓み、豊富な旅の話や仕事のことなどなごやかに話が弾んで楽しいひと時を過ごす。魚料理も結構美味しかったということです。美女カルテットのスナップ写真を公開する許可をお願いしたところ、皆さん自信があるので、すんなりとOKがでる。

帰りにマーク・トゥエインの部屋の落書きを撮ったが、12月になって旅行記を書き始めて画像を拡大してみると、写りが良くないので、レストランにメールすると、「Sure we will do it – we will hurry up」と言う返事が来て、2日後に画像が送られて来た。観光地のレストランだけあって客のフォローもさすがと感心する。