ワイン付きのボヘミア料理の昼食後はフリータイム。

午後の予定はプラハ城に行って、衛兵の交代、美術館、黄金の小路などをみること、プラハ城からもう一度百塔の街を眺め、カレル橋をゆっくり歩くこと、旧市街に戻って火薬塔からナ・プシーコピェ通り、ナーロドニー通りでボヘミアガラスの箱をさがすこと、ヴァーツラフ広場をぶらぶらしてみることなど。

プラハ城へはモルダル川のそばの地下鉄スタロムニェストカーから1駅のマロランストカーで降り、すぐ前の電車に乗るとプラハ城の正門前に着くとガイドさん教えられていたので、旧市街広場に戻り、カフカ博物館の横を通ってスタロムニェストカー駅に着き、乗換え可の切符を買う。

ホームに降りて念のため、お年寄りの女性にプラハ城へは次の駅で降りればよいかと聞くと、いや2つ目のフラチャンスカー駅で降りなさいと言われる。話がちょっと違うなと思っていると、ついて来なさいと言われ、地下鉄、電車を乗り継いでプラハ城正門の下に着く。これまでの旅行でも、あちこちで親切にされることがあり、よっぽどこの東洋の老人は頼りなく見えるのだろうか。
少し時間を調整して衛兵の交代をみる、正午に行われる大仰な交代式と違い2人の交代で、時間毎に交代するようだ。

プラハ城絵画ギャラリー

午前中の観光の時にティティアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、ルーベンスなどの名前が入口に掲げてある建物があったので、これがプラハの国立美術館だと思って入るが、一通り見て回るのに1時間もかからない。
ティティアーノやティントレットが少しあるだけでルーベンスに到っては小品があるだけ、下の階で係りの人にこれで全部かと尋ねると、そうだという返事。

後で分かったことだがプラハの美術館は年代別、ジャンル別に分かれているそうで、中世から19世紀はプラハ城正門の前にあるシテルンベルグ宮殿、印象派など19世から現代までのものはヴェルトレズニ宮殿、ゴッシックは聖イジー教会など。
プラハ国立美術館と勘違いしたのはプラハ城絵画ギャラリーだったというお粗末。旅行前に慌てて買ったガイドブックに美術館のことが何も書かれておらず準備不足の当然の結果と諦める。

黄金の小道

で、午前中のツアーに入っていなかった黄金の小道の観光、ルドルフ2世が錬金術師などを住まわせていた100メートルほどの路地で小さな土産物屋が並んでいる。建物に番号がついていて22番はカフカの妹が住んでいた処、カフカが毎日のようにやって来て著作に励んだといわれている。入場料が要るのに少し驚く。
プラハ城を出た処でプラハの街の風景を堪能する、百塔の街プラハには600以上の塔があると言われている。