聖イージ教会

聖ヴィート大聖堂を出て、旧王宮広場で少しの写真休憩の後、聖イージ教会へ。

聖イージ教会はプラハ城で一番古い建物。10世紀初頭に木造で建てられた教会は火事で消失し、12世紀に2つの塔を加えて石造でロマネスク様式の教会に再建された。
その後何度も改修され17世紀末になってファサードが錆色と白で塗り分けたバロック様式に作り変えて現在の姿になったらしい。2つの塔は同じ大きさではなく、右の塔が少し太くアダムで右がイブだとはガイドの説明。聖イージ教会はプラハのロマネスク建築の傑作といわれている。
国立美術館ゴシック美術部が置かれているが、内部には入らない。

カレル橋

プラハ城の東門を出て、石畳の坂を下る。この坂からマラー・ストナ、ヴルタヴァ川(モルダウ)、対岸に広がる旧市街が一望できる。母なる町、黄金の町、百塔の町と称されるプラハの全体像だ、ゆっくり見たいが時間がない。
後でフリータイムの時にもう一度来ることにして皆の後について歩く。
15分でカレル橋に着く、カレル橋はプラハ城と市街地を結ぶヴルタヴァ川に架かる橋だが、それまであった橋が流されたりしたのでカレル1世の命により新しい橋を建設したものである。

全長516m、幅10m弱のこの橋の魅力は勾欄の上に並ぶ30体の聖人のバロック様式の彫刻だ。ただ、橋が完成した時には木造の十字架が1つ建てられただけだった。
彫刻の第1号は聖ヤン・ネポムツキー像、王妃の不義の秘密を守り通して、拷問を受け殺害されてモルダウ川に投げ込まれたとか。その時、水面から5つの星が現れたと言われている。
橋に最後の聖人像が据えられたのは360年後のことで息の長い話だ。
橋の上は縁日のような賑わいで、写真や絵、手作りのアクセサリーなどの小物を売る露店が並んでいる。

15分のフリータイムとなり、わがツアー自慢の美女カルテットのスナップ写真を撮らせて貰う。はぁーい、チーズ。

橋のなかほどに進むと聖ヤン・ネポムツキー像があり、台座にヴルタヴァ川に投げ込まれる様子が描かれているレリーフがある。触るとよいことが起きるとかでピカピカになっている。
十字架のキリスト、フランシスコ・ザビエルなどを見ながら集合場所の市街門塔へ。

市街地の方に目を向けていると横にカレル1世の像が見える、右手に持っているのはカレル大学設立証書。次はボヘミアングラスの工房見学の予定はずだが、中に入ると工房らしきところはなく免税店?で、ショッピング時間の後、いよいよカルロヴァ通りの石畳を歩いて旧市街広場に向かう。