昼食後、くさり橋の付近でバスを降り自由行動となる。夕食が王宮の近くのレストランだが、7時にホテルを出発するとのこと。
市街地にいるのに5km離れたホテルまで帰ることもないので添乗員に話してレストランには直行することにする。

午後の予定は聖イシュトヴァーン聖堂の中に入ってみること、アンドラシー大通り2.5kmを歩いてみること、英雄広場の横にある西洋美術館でルネッサンス以後の絵を楽しむこと、地下鉄でオクトコンに戻りリスト広場でリスト像を見ること、カフェでお茶をしてドナウ河畔に戻り国会議事堂をみることなどである。

聖イシュトヴァーン聖堂

ブダペスト最大のネオ・ルネサンス様式の教会はドームの直径は22mほど高さは96m、中に立って見上げると大きさを実感する。
主祭壇には二重の十字架を右手の持った聖イシュトヴァーンの大立像がある。祭壇画はベンツール・ジュラの絵画、聖イシュトヴァーンが聖母マリアにハンガリーを捧げる場面とか。
奥の部屋には金銀で華麗に装飾された箱があり、中に聖イシュトヴァーンのミイラ化した右手が納められている。聖の右手と呼ばれているそうだ。コインを入れると明かりがつく仕掛になっていて、丁度、コインが入り明るくなったのでカメラのシャッターの便乗をする。

アンドラシー大通り

アンドラシー大通りは英雄広場とエリザヴェート広場を結ぶブダペストのメインストリート。大通りと英雄広場の周りは19世紀末の特徴的な建築様式で建てられているとか、フランスの並木道の影響も受けている感じだ。当時は馬車専用道路もあったらしい。

ハンガリー政府観光局に観光資料を依頼した時、アンドラシー大通りも世界遺産に登録されたので、ぜひ歩いて下さい、疲れたら下を走っている地下鉄の駅の間隔が短いので便利ですよと言われていたので2キロ半ほどを歩いてみることにする。
国立オペラ座、オペレッタ劇場、国立人形劇場、リスト博物館、コダイ記念館や英雄広場近くになって大使館らしき建物などを眺めながら小一時間かかって西洋美術館に着く。歩いてみて、街路樹で家並みが隠されることもあって、世界遺産という期待には物足りない感じである。