全日空のヨーローパ便を利用するツアーで、行きはパリ、帰りはフランクフルトでの乗り継ぎである。予定と変ったとかで燃油サーチャージのうち3,000円が旅行社のカウンターで返金になり何となく得をした気分になる。

出発は25分ほど遅れの11時50分。
ポルトガル観光・貿易振興庁から送って貰った観光資料(日本語の資料が結構充実している)を眺めたり、食ったり寝たり、12時間あまりの退屈な時間を過ごして、ほぼ定刻の4時半過ぎにシャルル・ドゴール空港のターミナル1に着く。

これまで何回かシャルル・ドゴール空港を利用しているが、ターミナル1は初めてである。翼をひろげたような形のターミナル2は自然光をふんだんに取り入れるような設計で明るいのに比べて、ターミナル1は年数も経っているのでB1など少し薄暗い感じである。ただ、乗り継ぎの移動はだだっ広いターミナル2に対してドーナツのような形の建物の中央を動く歩道が交差しているターミナル1のほうが便利だ。

お手ごろ価格のツアーなので、シャルル・ドゴール空港での乗り継ぎ待ちが5時間とたっぷり過ぎるほどある。お茶をしたり、「国家の罠」を読んだりして3時間くらいつぶした後、出発の電光掲示板を見ると、リスボン行きは「遅れ」、ポルト行きは「キャンセル」の表示が出ている。全日空のカウンターでは遅れの理由は分からないと言われて、ポルトガル航空のカウンターに案内される。

どうやら遅れの理由はポルトガルでの乗員の手配がうまくいかないらしい。2時間遅れるとかで、スナックと飲物がサービスされる。

結局、7時間も待たされて、零時過ぎに出発。リスボンのホテル到着は1時15分、(ポルトガルはグリニッチ時間を採用しているので時差が1時間ある)
で、長が~い1日目が終わる。

今回のツアーの参加者は11人で、札幌1人、静岡2人の他は東京、横浜からで関西からは1人なのでちょっと淋しい。