マルメでバスに乗り換えてコペンハーゲンへ。
添乗員の説明、‘スエーデンとデンマークを結んでいるのが全長16kmのオアスン海峡大橋で2000年に開通しました。マルメから中間の人工島までの8kmは橋梁、島とトンネルがそれぞれ4km、これでヨーロッパとスカンジナビアが地続きになりました’
‘お伽の国デンマークは森と緑に恵まれていますが、面白いことに山と川のない国なんです。面積は日本の九州くらいで、コペンハーゲンのあるシェラン島とユロランド半島、それに大小500の島々からなっていて人口は530万人ほど’、’デンマークは世界最初の王国、フレデリクスボー城やクロンボー城など舌がなかなかまわらないような観光スッポトがたくさんあります’
‘言葉はデンマーク語’、挨拶は、こんにちは － グッディ、
やあ － ハイ（スエーデンではヘイであった）、さよなら － ハイハイ、ありがとう － タック、言い易いのでぜひ使ってみて下さい’、などなど。
B4版2枚のゼロックスコピーの地図が配られる。一枚は市庁舎周辺、もう一枚はストロイエ～コンケンス・ニュウ広場で、手書きの説明もついて分かり易い、このツアーの添乗員はいろいろな資料を用意して次々に渡してくれる。しっかりサポートします、せっかくの旅行だから楽しんで下さいという気持ちがよく伝わってくる。
市庁舎
夕食のレストランはチボリ公園の隣の‘コペンハゲン・コーナー’。ガイドブックにも載っているフレンチレストラン。何時も利用している格安ツアーではお目にかかれないレストランだ。
予約時間まで少し時間があるので添乗員について、向かいの市庁舎前広場に渡る。この市庁舎は高さ106．5mの塔を持ちコペンハーゲンで最も高い建物、ルネッサンス様式で20世紀初めに建てられ、コペンハーゲンのランドマークになっていると説明がある。
中央駅もすぐ近くにあり、この辺りが町の中心のようだ。市庁舎前広場で見回すコペンハーゲンの街は明るくてカラフルだ、自然が豊かなヘルシンキ、落ち着いた感じのストックホルムを見てきたので、雰囲気ががらっと一変する感じで面白い。北欧と言うよりヨーロッパの街を見るようだ。
市庁舎横のアンデルセンの像の前で順番に写真を撮ったあと、コペンハーゲンの歩行者天国ストロイエの入口で短いフリータイム。この歩行者天国は1．2kmにカフェやレストラン、デパ－ト、ブティックなどあらゆる店が揃う北欧一のショッピングストリートとのこと。
市庁舎前の横断歩道には大阪駅東口のように信号の残り時間がでていて、なんとも愉快だ、コペンハーゲンッ子は大阪人と同じくいらちなのだろうか。
コペンハーゲンの宿は‘ホテル通り’にある4つ星、中央駅まで5～6分と足場がよい。部屋で一休みするが、北欧の日はまだ高い。チボリ公園には興味はないし、美術館や博物館は閉まっているので、ストロイエをぶらぶらすることにする。
ストロイエ
ストロイエの入口にはセブンイレブン、マクドナルド、バーガーキングや中華のテイクアウトなどファーストフードが並んでいて賑やかだ。
ストロイエは4つの通りからなっていて、最初の通りがフレデリックスベア通りでアクセサリーやドイツ陶器のロ－ゼンタール・スタジオ・ハウスなどがある。ショッピングには興味がないが高級店はもう閉まっているようだ。
しばらく歩くとガンメル広場とニュー広場、道を隔てて1体になっている。広場の噴水を見ながらぶらぶら歩いていると大道芸の人だかりが見えてくる。
3mくらいの一輪車に乗る芸だが、英語でしゃべっているので見物の輪に加わる。見物人の中から手伝いをする人を選んだりしながら芸が進むが、見物人とのやりとりが面白い。周囲の人と同時に笑えることもあったりして、分かり易い英語をしゃべる芸人だと感心する。
ニュー通り、ビンメルスカフテット通りを過ぎると、コウノトリの噴水のあるアマー広場に着く。周囲にロイヤル・コペンハーゲン、ガラスのホルメゴ、グッチ、ジョージ・ジェンセンやデ・ニュー・イルムデパートなどショッピング族には堪らないところだ。
電器店に入り、デジカメのメモリーを買おうと思って値段を見ると、ベルリンで22．99ユーロ、円換算約3，100円ほどであった256メガのSDカードが6，000円もする。ノー・サンキューと店員に断ったが、この格差はどう考えたらよいのか分からない。
で、エスター通りを急いでコンゲンス・ニュー広場に。広場の中央にはクリスチャン5世の騎馬像があり、花壇や木立に囲まれている。ロータリーになっていて、ここから四方に道路が延びているようだ。周囲には王立劇場、シャーロッテンボー宮殿（王立美術アカデミー）やダングラテールホテルなど
17世紀末、クリスチャン5世の都市計画に従って建てられたもの。
近くのニューハウンは明日の観光のスケジュールに入っているので、ベンチでしばらく休んだ後、ストロイエを引き返す。
