関空~ドーハ

深夜、0時前に関西空港を離陸、カタール航空便でドーハに向かう。

この旅行のパンフレットでは、トルコ航空で成田からイスタンブール経由、ダマスカスに行くスケジュールになっていたが、申し込みが8名から伸びず催行が危うい状態であった。

他の設定日は殆ど申し込みがないので、旅行社はせめて4月15日発のツアーは催行したいようで、トルコ航空からカタール航空に変更したりしてなんとか8名催行にこぎ着けたようだ。

座席はチェックインの時に、‘満席なんですが’と渋られたが、椎間板が悪いことを話して、指定されていた席を通路側席に変更して貰った。ツアーの皆さんとは離れているようだ。

座席前のモニターで映画をみたり、図書館から借り出した‘地球の歩き方’を眺めたりして退屈な12時間弱を過ごし、定刻より30分ほど遅れて5時45分過ぎにドーハに着く。

今回の参加者は、催行決定が出た後に4名が加わって12名。

カップルが4組と一人参加が男女それぞれ2人、長崎、北九州、米子、広島、高松、大阪、千葉とバライエティーに富み、顔と名前がすぐに一致する家族的な構成で、楽しい旅になりそうだ。

ドーハ市内観光

サウジアラビアからペルシャ湾に突き出た半島がカタールで、その首都がドーハである。建設ラッシュが続いているが、日中、働いているのはパキスタン、ネパール、フィリピンなどから来た出稼ぎ労働者で、カタール人は冷房の効いた部屋で過ごし、日が落ちて少し涼しくなったころ町に繰り出してくる。若者は政府から金を貰い単車を乗り回して遊んでいるといった石油成金の国がカタールである。

ドーハ観光のガイドはネパール人で、ドライバーはパキスタン人、観光客は日本人、インターナショナルな組み合わせだとはガイドのラーザさんの苦笑まじりの弁である。

ドーハ市内観光と言っても見るものは何にもなく、無理やり作ったようなスケジュールで、バスが最初に停まったところがドーハの悲劇の舞台アルアリサッカー場、コーナーキックの場所をみて終わり。

このあと、ラクダ市で1コブラクダ、輸入品がほとんどの野菜と果物市場、アジア大会の会場、競馬場などを見て回り、ニュースTV局アルジャリーラを車窓から眺め、ペルシャ湾の写真タイム、シティ・センターの見物をしてドーハ観光は終わり。

中東のニュースTV局の雄アルジャリーラを眺められたのが唯一の収穫といったところ。

3時間ほどのミニ市内観光を終え、再びドーハ空港に戻る。昨年ギリシャ旅行の時には、ドーハ空港の出発ロビーは狭くて古臭い田舎空港と言った感じであったが、さすがアジア大会を開催した金満国家、最新鋭の設備を備えた新しい出発ロビーに変身していて広々と気持がよい。

ドーハ~ダマスカス

ドーハ~ダマスカス間は3時間ほどのフライト、ほぼ定刻の15時15分に着陸する。シリア入国にはビザが必要、査証料は無料だがシリアとヨルダンの団体ビザの手数料として旅行社に10,500円を支払っている。で、査証シールをパスポートに貼るのか思っていたらスタンプを押すだけ。

入国審査場に現地人が入って来て査証手続をするのはエジプトでも経験したので驚かない。