ブドヴァ観光

ブドヴァまで40分ほどと云うことで、添乗員のブドヴァの解説が始まるが、ローマ人や南スラブ人などの話は何度も出てきているので、何か目新しいことはないかと聞いていると、ブドヴァは15世紀の半ばから400年間、ヴェネツィアの支配下に置かれていたそうだ。なので、ヴェネツィアの影響が色濃く残っており城壁とか旧市街のものはたいがいこの時代のものだそうだ。また、住民も19世紀までヴェネツィア語の方言を話していたそうだ。

現在のブドヴァは60万人が訪れるモンテネグロ1番の観光地と言われ、主にロシアなど東ヨーロッパ系の観光客が多いらしい。また、ロシアなどの金持が別荘を構えるリゾート地にもなっているとのこと。

で、ブドヴァの旧市街の観光だが、広さはドゥブロブニクの三分の一ほどで、見るべきものもは何も無いとのこと。

7世紀に建てられた聖イヴァン教会、9世紀の聖マリア教会、19世紀建設の三位一体教会などがあるが、聖イヴァン教会の内部には崩れたようなイコンが掲げてあるだけだったりして、唯一の見どころは城壁なんだそうだ。展望台に上がるとアドリア海の眺めが素晴らしいそうだ。入場料2€を払うと小っちゃい博物館と図書館もついでに見ることが出来るらしい。

で、現地ガイドを付けることもないので自由散策ということになる。

ブドヴァ旧市街

バスを降り、右側はホテルやレストラン、左にモグレンビーチが続く散歩道を7~8分歩いてメイン入口から旧 市街に入る。路地のようなメインストリートを少し進むと、小さい広場がありその先に聖イヴァン教会と三位一体教会が斜向かいに建っている。が、ここは素通。

2€を払って城壁に上がると、守備隊の閲兵でも出来るような広いスペースがあり、奥まったところの緩やかな傾斜を上ると見張り台(展望台)となっている。

ここからの眺めが360°素晴らしい、目の前には小島が浮かび、右手の海辺には海水浴を楽しむ人々がちらっと見え、パラセーリングも浮かんでいる。沖合に目をやると、果てしなく広がるアドリア海があくまでも碧い。市街に目を戻すと、屋根の真ん中にちょっこっとドームを載せたような三位一体教会、19世紀に建てられた鐘楼が立派過ぎる感じの聖イヴァン(ヨハネ)教会など。

少し遠くを眺めると、モグレンビーチは色とりどりのビーチパラソルが咲き、海辺では海水浴を楽しむなどリゾート客などなど、のんびりと休暇を楽しんでいるよだ。建設中の大型ホテルもあって

ブドヴァの観光地としてのインフラもだんだんと整っていく感じである。

大津から参加の美女トリオ、兄弟のように見えるMさん親子の写真を撮らせてもらって城壁を下りる。途中、帆船の模型や陶器、ガラス瓶などが展示された四畳半くらいの博物館、6畳ほどの図書館をちらっとのぞいて城壁見物はおしまい。

集合時間まで少し時間があるので辺りをぶらぶら、
聖イヴァン教会、1667年と1979年に大地震に襲われ、建て替えられたのが現在の教会ということなので、7世紀とも9世紀と云われる元の教会のことはよく分かっていないらしい。

三位一体教会、1979年の大地震で壁に大きなひび割れを残したままとなっている、ブドヴァの人は見た目をあまり気にしないようだ。

この後、サイロのような聖サヴァ教会、寂れた感じの聖マリア教会を遠目に眺めて旧 市街の見物もおしまい。
昼食は散策道沿いの4つ星ホテル(?)、前菜にアムール貝がどっさり出てきて、メインはシーフードの盛り合わせ、美味しい。