初めて利用するJR系の旅行社である。

旅行先を決めてから、どこの旅行社にするかはパンフレットをいろいろ集めて料金を調べ、ついでに旅行内容なども比較して決めるのだが、この旅行社は料金が高い割には旅行内容が平凡という印象があって今まで縁遠かった感じである。

日本からクロアチアやスロヴェニアなどバルカン半島の国に行く定期の直行便はなく、ローマやフランクフルトなどヨーロッパの空港を経由するのが一般的で、日本を午前中に発ち、長い乗り継ぎ時間の後に夜、現地のホテルに入ることになる。

また、日本を夜に発ち、イスタンブールを経由して、翌日の午後現地に入るコース、深夜に日本を出発、ドーハなど中東の空港、さらにヨーロッパの空港を乗り継いで翌日の夜に現地のホテル入りするコースなどもある。ツアー料金はヨーロッパ便が高く、カタール航空利用との間にはかなりの差があり、どれを選ぶかは体力と金力による。

今回の旅行社のトルコ航空利用のツアーは燃油サーチャージ込みの料金となっているが、他社のヨーロッパ便の燃油サーチャージを含まない旅行代金より若干高いくらいで割安感がある。

また、1人部屋追加料金も法外ではない。さらに、バルカン半島4カ国のおもに世界遺産を巡るツアーとなっていて面白そうである。トルコ航空の印象も悪くないし、現地入りした日の午後が観光に使えるお得感が決め手である。

2名より出発保証の6月28日を電話で申し込んだところ、早速、申込書が届いた。驚いたことに、申込金が8万円×2人=16万円と書いてある。

申込金は旅行代金が50万円未満の場合はどこの旅行社でもたいてい5万円であるが、この旅行社では旅行条件書で2割から旅行代金まで設定することが出来ることになっているそうで、担当者の話では申込金は旅行代金の2割を丸めて8万円にしたと言うことである。だが、2割にしては2万円近く多い。

で、きっちり2割を払うことにしたが、他のお客さんは旅行社の言いなりになっているのだろうか。

また、電話で1人参加だと説明したにも拘らず申込金は8万円×2と記入されている。この旅行社はどうなっているんだろう。
さらに、この旅行社には添乗員コールは無いのかと思っていたら、出発日の前日に電話がかかって来た。
でもって、添乗員は開口一番、‘何か聞きたいことはありますか’ときた。

どの添乗員でも、先ずは一般的な情報や留意事項を説明し、その後、お客の質問に答えるのが普通であるが、この添乗員は横着にも、お客が質問すれば答えるという態度である。

お陰でANAのマイレージが効くか聞き忘れてしまった。
ま、いろいろあって6月28日、ほぼ定刻の午後10時半過ぎに関空を出発、イスタンブール空港には予定より1時間15分も早く4時20分に到着する。

でも、リュブリャーナへの出発が早くなるわけではないので、乗り継ぎ待ち時間が増えて8時間超、空港で過ごすことになる。

ロビーをあちこち徘徊したり、長椅子に横になったり、ユーゴスラビア関連の新書を読んだり、出発前に慌ててプリントしたWikipediaのプリトヴィッチェ解説を眺めたり・・・・、しても時間がなかなか進まない。待ち時間の長いのはとにかく辛い。

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